いじめ加害者が特定された場合、その後の人生はどうなるのか?気になる方がいると思います。本来であれば、転校先で素性がバレ、いじめをした事に後悔したり、または新たないじめ事件を作るなど思っているかもしれませんが、事はそんな簡単ではない場合があります。
事実、いじめ加害者を晒した結果、その後の新たないじめ隠蔽事件が起きる可能性があり、晒す行為がどれだけいじめ問題に有効なのか?参考となる内容を書いてみました。その為、いじめ加害者を晒すとその後、どんな人生が待っているのか?ここではストーリー形式で書いております。
「こんな奴らを決して許してはいけません」
と俺が見ているYoutubeの動画では有名Youtuber「必殺仕事マン」がとあるいじめ自○事件を取り上げていた。
俺は中学2年生の築山タクヤだが自分で言うのもなんだが正義感の強い男だと思っている。
というのもとある学校でいじめがあり、それで生徒が亡くなっているのだが、いじめ加害者は謝罪もせず、更には学校も隠蔽したというもうよくあるいじめ隠蔽事件が起こっていた。
そして俺自身、この必殺仕事マンの意見に大賛成。
あれだけのいじめをしておきながら反省するわけなんてない。しかも何の罰を受けずにのうのうと生きている事が到底許されるわけがない。少年法とか更生の余地とか言うがいじめは立派な犯罪だ。犯罪者に人権などない。
そして今回、いじめ加害者の素顔と本名が分かったから、それをこの動画で晒す、話になっていから興味本位で見て見たのだが?「ん?」と晒されたいじめ加害者の名前と顔を見て、どっかで見た事あるような気がした。
直人が教室に入ってきた瞬間「なぜあんな事をしたんだ!」とか「謝れ!」と言って謝っても「それで許されると思っているのか?」など、まぁ、どのように事態を収拾すれば良いのか分からないが、直人に何が起きようと知ったこっちゃない。
ただクラス内だとやりすぎの場合、担任の十文字先生が場を収めてくるから、ちゃんと反省させるためにも放課後、俺は直人を毎日、学校の裏庭に連れ込み、ボコボコにする事にした。
ただやりすぎた感があるのか、取り巻き2人も心配したが、同情の余地はない。こいつは取り返しのつかない事をした。ならどうやっても許されない事をしたと身をもって思い知らせなければ他のいじめ加害者への示しがつかない、いじめは決して許されない犯罪なのだと身をもって思い知らせてやる。など俺がそう思っていた時だった。
「やめろ、お前らがやっている事はいじめと変わらない」
と、直人は言ってきた。
プッツン。俺の中で何かが切れた。というのも、こいつはいじめで人の命を奪っておきながら、いざ自分の番になると『それはいじめ』と言って罪から逃れようとしてくる。
甘い、甘すぎる。
世の中には仕返しなんかしても、何の意味もない。復讐なんてしても心が虚しいだけだなどと言ってくる奴らがいる。それに対し俺は「じゃあ、亡くなった生徒の無念はどうする?」と思う。
俺はそんないじめ加害者を優遇し、被害者を置き去りにする正論を許さない!もう、俺は目の前のいじめ加害者に対し、サンドバックのように怒りを目の前の直人にぶつけていた。
そんな事を繰り返しているとある日、直人が学校に来なくなった。
学校に来ない事で罰を受けるのを避けているらしいが、義務教育である以上、出席しなければ出席日数が満たせず留年になる。留年すれば俺は先輩で、あいつは後輩。更に追い詰める事が出来るし、もし俺が卒業するまで不登校を続けても、また別の誰かがやる。
もう奴は人生を終える末路か、世間からのバッシングを受け続ける末路しか残っていない。
逃げられると思うなよ。
いじめ加害者を晒した後に起こる新たないじめ問題
と、俺がそんな風に考えて2カ月が過ぎた時だった。クラスメートからSNSで「これを見ろ」などと言うメッセージが来たので読んでみたら、以下のようなことが書かれていた。
20XX年Y月Z日、市内の公立中学校に通っていた中学2年生の男子生徒が自宅のマンションから飛び降り、亡くなっていた事が分かった。書き残したメモにはいじめで苦しんでいた事が書かれていたと遺族の調べでわかった。遺族の話によると「前からいじめで苦しんでいる旨を学校に伝えていたのに全く取り合ってくれなかった。学校にはいじめを放置した責任がある」と言っており、これに対し学校側は「仕方のないことだった」と回答していた。
「これって、もしかして直人の事か?」
その後、ネット上で顔にモザイクがかけてあったが亡くなった生徒の顔写真を見つけ、見る人が見ればこれが直人だと直ぐに分かった。
学校に行ってみると職員室は慌ただしくなっていてホームルームは別の先生が担当し、この異常さは俺だけでなく、クラス全体に伝わり、直人が亡くなったと全員が知る事になった。
「え?つまり俺達がいじめで直人を追い詰めたって事になるの?これ?」
「んなわけねぇだろ、多分、メディアの連中が遺族の言い分を鵜呑みにしてろくに調べずに記事にしたんだろ?だから仮に世間から注目が集まったとしても今後は俺らが取材に応えて、亡くなった生徒はいじめ加害者、蛇山直人です、と言えば、自分の罪の重さに耐えられずに亡くなったと書いてくれるだろ?こんなのをいじめにするなんてありえない」
と、遺族が腹いせにメディアに嘘の情報をバラまき逆恨みしてきた、と俺は思い、メディアが亡くなった生徒の事を知れば、直ぐ修正記事が出ると考え、この時はあまり問題視していなかった。
だが学校では一応学校の生徒が亡くなった為、いじめアンケートが実施された。
俺はそのアンケートに
「直人はいじめの加害者なんだから仕方がない。同じ目に合わせないとあいつは反省しなし、亡くなったとしても、ざまぁみろとしか思いません」
と俺は書いた。
そしてこれは俺だけでなく、他の連中も同じように書いており、これだけ大量の生徒の意見があればメディアの人達も遺族の言い分がでっち上げだというのに気づくだろう。と俺は思っていた。
しかし数週間後、以下のような記事が出てきた。
遺族の母親が証言によると学校が実施したいじめアンケートには、亡くなった生徒が毎日、学校の裏庭に連れて行かれクラスメートの3人からいじめを受けていた事が新たに判明した。
母親の話によるとクラス行事を共有するLINEのグループから外される、そしてクラス20人から悪口を言われる、無視されるなどのいじめが新たに見つかり、加害者生徒が書いたとされるアンケートには”ざまぁみろ”と書かれていた。
この結果により遺族はいじめで亡くなった事を認めてくださいと学校に訴えたのだが「あなたが訴えるのが理解出来ない」と無責任な対応をされた、と遺族の母親がメディアの取材に答えた。これに対し、学校側は「不適切な発言だった」と遺族に対し、謝罪した。
「なんだよ、これ」俺は驚愕した。
この記事を書いた人はいじめアンケートの内容をちゃんと読んだのかよ?ざまぁみろって文脈のみを切り抜き、まるで俺が娯楽のために直人をいじめていたと思われるじゃないか!ちゃんと直人がいじめ加害者だと書けよ!
そしてその日、当然ながら大量のクレームが学校に来ており、その対応の為、担任の十文字先生は授業が出来ず、自習扱いになっていた。
ただその自習の間に、クラスにいたみんなは「なんでこんなことになっているんだ」と、自分達がまるでいじめ加害者みたいに報道されていることにショックを受けていた。
「多分、この記事を書いた奴はいじめアンケートの内容をろくに見ず、遺族の言い分をそのまま信じてしまって書いているのかもしれない。だから俺達でこの記事を書いた奴にデタラメな記事を書いた事を後悔させてやろうぜ」
と俺はクラスの皆に言い、直人の事を全く書かないメディアの偏った記事を正す為、真実をメディアに伝え、謝罪と修正記事を書いてもらうと皆の意思を固めた。
だから担任の十文字先生に早くこの記事を書いた花畑メディアに問い合わせて、どうしてこんなデタラメの記事を書いたんだ!と訴えてほしいと頼んだのだが「今は何とも言えない」と言われてしまい、なぜか先生達は直人がいじめ加害者である事実を伏せていた。
理由は分からないが大人の対応が遅いと思い、俺達は校門の前で群がっている報道陣に対し、亡くなった生徒が別の学校で生徒をいじめで自〇させたいじめ加害者だと言ってそれを報道してもらうよう頼みに行った。
しかしマスコミの人達からは俺達の話を聞いて驚く人もいたが「そうやって嘘をついているんじゃないの?」とこちらの言い分を信じなかったり「俺達にそんなこと言われても、俺達はただ現場から画像や動画を撮って来いって言われているだけだから、文句を言うならそれを編集している週刊誌やテレビ局に言うべきだよ」と言われ、修正報道が出来ないと断ってきた。
「なんだよ、無責任な」とマスゴミの連中に見切りをつけ、今度はあの記事を書いた花畑メディアに問い合わせて記事の削除、ならびに修正記事を書くよう訴えた。しかし花畑メディアの担当者から
「いいえ、その記事を読みましたが担当編集者からちゃんと遺族の方々がそのように発言していた事を記録で取っており、嘘ではない事もこちらで確認しました。記事の内容に問題がありません。その為、記事を削除する言われもありませんし、そちらの言い分だと亡くなった生徒の個人情報を載せろと言っています。遺族の方々から亡くなった生徒の個人情報の開示の許可は取っているのですか?」
と個人情報を理由に修正記事を出さない、そして間違った情報ではない為、削除もしないと言われ、こちらの言い分を突っぱねてきた。
ふざけるな!。そういえばマスゴミってこういう風に嘘はついていない、報道しない自由を駆使して責任逃れしてくる事を思い出した。多分、遺族の言い分を信じて記事を出してしまった手前、引っ込みがつかなくなったから、今のような態度を取ったんだろう。許さん!
だから俺はこんなマスゴミに負けないよう正しい報道をしてくれるマスメディアを見つけて、週刊誌以上に大量の視聴者が見てくれれば、向こうの言い分も引っ込んでくれるだろう。と思い、大手テレビ局のロゴのついたスタッフを見つけ、こちらの主張を報道してもらうと思い、訴えていた。
しかし返事はNoだった。その理由は
「いや、君達は法律について知らないかと思われるけど、いじめで亡くなったと遺族による主観だから本当にいじめで亡くなったかどうか事実が曖昧な為、これは報道しにくい。おまけに君達の言い分は結局、亡くなった生徒の個人情報に該当するし、遺族の許可がないと報道できないから報道するなんて無理だよ」
と言われる。
ここでも個人情報なのかよ!なんでメディアの連中は加害者の情報を流してくれないんだ!と思い、結局、学校側が直人の情報を出してもらうしかない、と学校の公式発表をいち早くしてもらうのが先決だと考えた。
しかしいくら待っても発表する素振りが見えない。それどころか「今、第三者委員会が調査しているから、それまでの間、我々に出来る事はない」と十文字先生や教頭、校長など言ってきて、なぜ直人の情報を出さないのか?不思議で仕方がなかった。
だがその疑問は同じクラスメートである裕次郎の証言で理解出来た。
この裕次郎は正直ずるがしこさがあり、ちょうど教育委員会の人が校長室で担任の十文字先生、ならびに他の教師達、そして教頭と校長が集まって、今後の方針について話し合うという事で、机の下に潜り込んで聞いていたのだ。
そしてこの場にいる人達は裕次郎がいることに全く気づかず、こんな話をしていた。
「先ほど説明した通り、直人君の情報は勿論、遺族の情報も外に決して出さないでください」
教育委員会から来た担当者はこの場に集まった先生達にそう述べた。
「いや、何でですか?亡くなった生徒はいじめ加害者だったんですよ。そりゃあ、加害者だからと言って仕返しして良いという訳ではありませんが、自分がした事を考えると仕方がない点があります。それを伝えれば世間の皆様も少しはいじめではなく、仕方のない加害行為だったと見てくれるのではないですか?」
と十文字先生は述べた。
「いいですか?いじめの定義を思い出していただきたいのですが、簡単に言うと直人君が精神的苦痛を受けていると訴えてきた時点で、これはいじめになるんです。例え、それが相手が悪い人で社会通念上許されない事をした人でもね。
そして遺族の方にも確認しましたが、直人君が書き残したメモにはいじめを受けていた、それを苦に亡くなったと感じさせる内容が書かれていた以上、これはいじめで亡くなったと判断せざる得ません」
「いや、そうかもしれませんが、だからと言って、なぜテレビの人たちは亡くなった生徒があのいじめ自殺の加害者だと報道しないんですか?それを伝えてくれれば、少しは印象が変わるでしょうに」
「それは亡くなった生徒の遺族が情報公開を許可していないからです。
座間市の事件以来、被害者の情報を無断で報道するのはバッシング対象にされるので、今回の場合、『男子生徒』と被害者の情報を伏せて報道する事を花畑メディアに対して遺族は許可したんだと思われます。
もし仮に我々が直人君の情報を世間に漏らせば、それは情報流出になりますのでメディアの人達はその情報を報道しませんし、逆に遺族から訴えられる事になります。つまりもし遺族が将来、我々に対し、賠償請求してきた場合、前科持ちの我々より、遺族側の言い分が通りやすくなりますので、そうなれば今世間から見られているイメージをぬぐえないと思ってください」
と、第三者委員会による調査が終わるまでの間、絶対に直人君の詳細な情報を外部に流さないでくださいとお願いされ、十文字先生を含む、他の人達も「そんな」と絶句した。
・・・一連の話を裕次郎から聞いたクラスメートの皆はなぜ学校が直人の情報を世の中に伝えないのか理解した。
「嘘だろ。つまり『俺達が直人をいじめて亡くなった』と遺族側は言いたい放題言えて、俺達は直人の事は言えないって事かよ。これじゃあ、遺族のでっち上げた報道を真実として伝わって、世間の連中が信じちゃうじゃん」
と皆が心配し、そして予想通り、遺族は花畑メディアを通じて、言いたい放題言ってきた。
○○学校。担任の先生が亡くなった生徒に登校を強要していた
遺族の話によると、この遺族は亡くなった生徒が学校でいじめがあったずっと訴えてきたにもかかわらず、担任の先生は「このまま来ないと不登校になるぞ、そうなると今度はその生徒と先輩後輩の上下関係にもなるけど良いのか?」などと言われてしまい、亡くなった生徒は先生に訴えても意味がない、と暴れたと言う。
これに対し学校は「事実を述べたまで」と対応に問題がなかったと答えた。
いじめを教育委員会に報告せず
遺族の代理人弁護士からの発表によると亡くなった生徒は日ごろからいじめがあったと報告していたのに学校側はそれをいじめだと認識せず、重大案件として教育委員会に報告していない事が分かった。
これに対し、遺族側は「いじめをしていた生徒達は自分がやっていることに対し、いじめだとか、悪いことをしている自覚が全くないと感じました。また先生も息子がいじめられてる時、近くにいたのに『やりすぎるなよ』と一言だけ言っていじめを放置したようです。何でそんな事をしたのか理解に苦しみます」といじめを放置した責任は重いと学校に訴えた。
これに対し、学校側は「やりすぎた感はあったかもしれないが、亡くなった生徒の方にも落ち度がある」と回答し、いじめをした生徒達には注意をしなかったと言う。
亡くなった生徒の葬式で生徒が祝儀袋で遺族に香典を渡す
「息子が亡くなった事を学校に伝え、葬式の日程を生徒達にも教えたのですが、複数の生徒達が香典袋ではなく祝儀袋に入れて香典を払ってきて、反省どころか「メンタル、よわ」と、息子の死を喜ぶかのような素ぶりを見せ、恐怖すら感じました」と遺族の母親は当時の状況をそのように振り返った。
これに対し学校は「学校外で起きた出来事なので対応しなかった」と述べた。
「あいつら言いたい放題言いやがって」
ちなみに香典袋の件は俺ではないし、生徒の一人が間違って入れてしまったというのが後ほど分かり、葬式のマナーの問題をいじめとしてこの遺族は報道してきたのだ。
そういう風に怒りを露わにしたタクヤだったが、それ以上に心配している事があった。
それは世間の反応だ。
このように遺族の発言を報道する頻度が多くなる度にこの事件を知る人達が増え、ネットのコメント欄には「担任の先生といじめ加害者を晒せ!」と犯人捜しをする人達が増えていた。
まずい!このままだと俺がいじめ加害者として世間からバッシングされる。何とかしないと思っていた頃、十文字先生から遺族に謝罪しないかと打診された。
要は謝罪して許してもらう事で、記事の掲載を控えるようお願いするって事だ。
ふざけんな!と思ったが、十文字先生は「今回一件で俺も含め、いじめでいじめを返す事をしてしまった。これは被害に遭った遺族からすれば許しがたい事で、俺達は責められても仕方がない事をしてしまっている。
もしこれで逃げ切る事が起これば、この事実が以降、学校がいじめの事実を認めず、加害者達は謝罪をしない事が許される事に繋がるかもしれない。それはお前も望む事ではないだろう」
と言われ、俺はいじめを認めないやり口を今でも許せない気持ちを思い出し、そして今回の出来事で俺自身、その片棒を担ぐかもしれないと気づき、色々と思い悩んだが、謝罪はすべきだと、俺自身決心した。
そして遺族との謝罪は俺と取り巻き2人、そして十文字先生と校長の5名、そして直人の母親と遺族の代理人弁護士と同伴で計7名で行う事になった。
謝罪の場では十文字先生が最初に遺族に謝罪。そして「いじめ加害者だからと言って、いじめで仕返ししてよいと考えてしまったこちらの落ち度です。亡くなった直人君に改めてお詫び申し上げます」と述べた。
そしてその後、俺達3人もいじめの事実を認め、謝罪をした。その後、校長もいじめを放置した事を遺族の母親に謝罪した。
だが自分の子供を失った事に対し、当然謝罪程度で許せるはずがなく、直人の母親は「今後、この子達にどんな罰を与えるのですか?」と質問された。
これに対し、どのように答えればよいのか十文字先生が迷っている時、隣にいる弁護士が母親に告げる「奥さん、この子達の年齢を調べてみたところ触法少年で罪を問う事が出来ません」と言われ、母親はこれを知り、愕然。母親は納得いかないとして、散々、俺達に怒りをぶつけられ、俺も黙って聞くしかなかったのだが、十文字先生が割って助けてくれた。
「奥さん、この子達を許していただく事は出来ませんか?全ては直人君のいじめを放置した私に責任があります。責めるのなら私を責めてください」と言って、身を挺して自分たちを守ろうとしてくれる先生に俺は思わず涙した。
しかし、その行為が逆に十文字先生や俺達を更に追い詰める事になった。なぜならば、数日後、以下のような記事が出たからだ。
担任の先生が「いじめ加害者達は触法少年なので許してください」と遺族の前で発言
○○中学校に通っていた男子生徒が亡くなった問題で男子生徒の母親がいじめ加害者3名と担任の先生、ならびに校長から「謝罪したい」と会っていた事が分かった。
謝罪を求めていた遺族の母親であったが、こちらが話している時、担任の先生がいきなり口を挟み「このいじめ加害者達は触法少年なので許してください。あとは大人達で話し合いましょう」と言ってきた、と遺族の母親が述べた。
母親の話によると担任の先生はいじめ加害者の一人が来週誕生日を迎える為、犯罪少年ではなく、触法少年として処理されるよう事前に日程を合わせてきて「もはや加害者生徒を守る為の謝罪の場、謝罪をする事で穏便に終わらせようとする腹の内が感じられ、悔しい気持ちで一杯でした」と述べた。
そして母親は担任の先生の発言の後、それを聞いていたいじめ加害者の一人が安堵のあまりうれし涙を流し、先生に感謝していた。と言っていた。
これに対し、学校側は「そんなつもりはない」と取材班に答えた。
この記事によりネット上では「謝罪と法律を悪用した逃げ得」と世間から注目され、今まで週刊誌しか取り上げていなかったのが、地方テレビ局までもこのいじめ事件について取り上げ、瞬く間に炎上した。
これに伴い、この事件を取り扱うユーチューバーが続々と現れ、人気Youtuberである必殺仕事マンもこのいじめ事件を取り上げ始めた。
「えー、なんと、この学校は、いじめの被害者に対し、サポートなどせず、なぜかいじめ被害者をいじめ加害者として扱っていた事が報告書を読んで分かりました。おまけにクラスの大半がいじめに加担しており、特にTという主犯と取り巻き二人が率先して毎日被害者生徒をイジメていたようです。
最悪なのは生徒だけでなく、学校、特に担任の先生はいじめを放置した挙句、遺族の母親に「加害者達は触法少年なので許しましょう」と誕生日を迎える前に謝罪をし、許すよう強要してきたのである」
人気Youtuberの発表によりSNSでもこの事件を取り上げるコメントが増え、担任の先生が加害者が誕生日を迎える前に触法少年として処理し、穏便に済ませるようとし、校長はそれを止めなかった、と述べていた。
また加害者生徒は亡くなった生徒を毎日のように人目のつかない場所でいじめを繰り返し、挙句の果て亡くなった生徒の葬式に香典を祝儀袋に入れ、泣いている遺族に渡して「メンタル、よわ」と吐き捨てて、全く何の反省していなかったと語った。
「な・・・なんだよ。これ」
と、タクヤは人気Youtuberである必殺仕事マンが自分の事をいじめ加害者として言い張り、他人のやったいじめをあたかも俺がやったかのようにYoutubeで語っていた。
試しにその動画のコメント欄を見てみると
「口を挟んだって事は謝罪していないって事?謝罪すると嘘をついて、法律だから仕方がないって、遺族を馬鹿にした対応だ!謝罪しろ!」
「絶対に許さない。担任の先生もそうだが、いじめ加害者にもそれ相応の報いを受けろ」
「触法少年の法律を悪用した逃げ得。法が許しても俺達は許さないからな」
と、最早、完全にこのYoutuberの言い分を信じており、絶対に許さないという強い感情が伝わってきた。
「な、何とかしないと・・・」
と、俺がクラスメートに今後、どのように立ち回るか相談しようとした時だった。この必殺仕事マンが新しく動画をあげ、そのタイトルが「いじめ加害者を晒します」と書かれていた。そして試しにその動画を見てみると、俺の知っているクラスメートの顔、十文字先生の顔と名前、そして俺の顔と、そして築山タクヤと、「こいつが主犯です」と述べていた。
いじめ加害者を晒した結果、後悔する事になるいじめ加害者の例
この日から自宅周辺には不審な人間や車が夜間ずっと止まっている事が増えた。そして無言電話が増え、俺の家族は「怖くて外を歩けない」と引きこもるようになった。
「な、何で、こんな事に」
学校はあの記事が出てから緊急保護者説明会を開き、記事の言っている事は事実無根と話したのだが『遺族の言っている事が嘘だと言うのか!』と言われ、こちらの言い分を聞き入れてもらえなかった。
おまけに担任の十文字先生は休み。責任逃れと保護者達は言っていたが、本当は家の前にマスコミやYoutuberが集まっており、命の危険を感じて来れなかったのが理由だと後で分かった。
もう既に後の祭り。一度表に出てしまった以上、後は拡散されるだけ。
当然、学校はこんなでっち上げと言える記事を出した花畑メディアに記事を取り下げるよう抗議したのだが『いいえ、遺族は正に我々の取材の際、記事に書かれている事を言っていました。取り下げる必要などありません』と突っぱねてきた。
だから名誉を傷つける記事を書いたとして訴えを起こそうとしたのだが、どの弁護士も『あなた方の”そんなつもりはない”という反論を載せている以上、ちゃんと公平に書かれた記事になります。これは真実相当性と言って双方の意見を載せていれば違法性がない記事となってしまうので、残念ですが、訴えても勝てません』と訴えても意味がないと言われた。
おまけにこれを書いたのはメディアなのだから遺族の母親には罪が無い為、母親を名誉棄損で訴える事が出来ないとも言われ、あんな全く持ってデタラメな記事を書いたのに花畑メディアと遺族の2つを訴える事が出来ないと言われたと十文字先生からの連絡で知った。
え・・・嘘だろ・・・。
じゃあ、俺達は何の反撃も出来ず、噂がただ広がっていくのを止められない。
だから先生たちは今、実名を晒したYoutuberに名誉棄損で訴えようとしたのだが、相談してくれた弁護士から「動画削除は恐らく半年以上かかると思われます」と言われ、直ぐに削除できない事を知る。
その為、弁護士のアドバイスとして『もし遺族の人達が訴えて来れば、それはいじめで亡くなったかどうかが争点となり、反撃出来ます。だから遺族の方々が民事訴訟を起こすまで待ちましょう」と言われた。
そ、そんな、それはいつだ?今はまだ第三者委員会の調査が終わっていない段階で、その調査は1年後に終わると言われている。恐らく遺族はその結果次第で民事訴訟してくると思われるから、早くて2年後になるかもしれない。
い、いやだ。2年間もバッシングに耐え続けないといけないなんて、そんな無理に決まっている。早く、早くなんとかしないと。
結局、俺達の力で世間の連中に無実を訴えるしかない。
ただマスコミの連中は以前のやり取りで信用出来ない。だから俺はSNSやネットを通じて、自分達の現状を伝えられないかとX(twitter)を立ち上げ、そして世の中に訴える事をしてみた。しかし試しにアカウント作り、遺族の言っている事がデタラメだと書いた結果、
「お?加害者の隠蔽工作か?」
と、俺達の言い分がデタラメ、または隠蔽工作だと主張し、バッシングの対象になってしまった。
人の話を最後まで聞かない連中だなと思ったが、一番最初にコメントされる内容が読まずに書いたコメントで埋められることが多く、新しい視聴者はそのコメント欄を読んで、自分の主張を決めるパターンに陥っていた。
勿論、詳細な内容をSNSに書き込んでみた。しかし文字数制限や、長文を読まない連中の「いじめ加害者による隠蔽工作」「学校側の責任逃れ」というコメントにあふれ、結果、新しい読者からは「亡くなった子供の気持ちを考えろ」「てめえらのようないじめ、自殺の加害者は絶対に許さないからな。いじめは犯罪なんだよ」などこちらの言い分を全く読まずに、ただバッシングしているだけのコメントが更に溢れた。
そんなコメントが多いせいか、誰かがこのSNSアカウントを「こいつはいじめ加害者の関係者です」と晒し、新しく来た人のコメントに「検索したら、このアカウントにたどり着いたんだけど、こいつらっていじめ加害者なの?」と嘘の情報を信じる新規の人達が増えている事が分かり、SNSで訴えても嘘の情報を信じる人達が増え、逆効果になってしまう事が分かった。
「なんでこんな目に・・・」
読まずに書いた人達のコメントばかり溢れ、だから今度は直人の顔写真をSNSにアップし、遺族の言っている事はデタラメです、と言って信じてもらうとしたのだが「あ、はい、個人情報流出。逮捕!」などモザイクのかけられていない顔写真が出た事で、誰かが通知したのか?SNSアカウントの停止の通知が入り、詰んだ。
「嘘だろ・・・」
いくらデマ情報が流れてもSNSで真実を伝えれば改善されると思ったのに、全く持ってネット住民は聞く耳持たず、俺達が嘘をついているフェイクニュースばかりが伝わってしまう。
世間の連中は文章を最後まで読まずにそのまま判断している人が多いのか?と俺は作戦を変え、今度は既に大勢のフォロワーを抱えているYoutuberに協力を仰ぎ、こちらの言い分を大勢の人達に伝えてもらおうと、協力してくれるYoutuberを探す事にした。
そして怖かったが試しに学校や自宅前に来ているYoutuberに頼んでみようとしたのだが、Youtuberの中には、迷惑Youtuberのようないきなり取材と言ってきて、
「言い訳など無用。自殺に追い込んでしまった以上、お前らは悪人なんだ。どのように責任を取るのか、教えてもらおうか」
など一方的に自分たちの言い分を通し、そして反論しようとしたら、逆ギレ、開き直り、被害者面しているなど、こちらの意見を聞かず、ある程度動画が撮れたら、その場から離れる人達が結構いた。
そしてその人の動画を見て見ると、実際に突撃取材と称して、加害者と思わし、生徒とコンタクトを取ってみたのだが、いじめを認めず、逆に自分たちが被害者だと思わせるようなまさに逆ギレをしていると思わせる内容になっていた。
そして恐ろしかったのはその動画のPVは瞬く間に1万くらいにまで達し、そしてコメント欄には「何、被害者面しているの?」「ああ、ダメだこりゃ反省していない」「更生の余地なし」などこちらの言動を非難するコメントばかりで溢れ、拡散スピードがあまりにも早い事に驚く。
こんな奴らに負けてたまるかと思い、正しい情報を発信してくれるYoutuberを見つけて、間違って拡散された情報を正そうと俺達は思った。そして事情を話すと「そうなのか」とこちらの言い分を信じてくれて、YouTubeにアップしてくれる。優しい人もいた。
これで間違った情報が少しは修正されるかな?と期待はしたのだが、SNSの時と同様、いじめで亡くなったと信じている人達が大勢いるのでフォロワーの人が多くても動画の内容をあまり見ずに「名前が違うじゃないか。嘘つきやろう」「〇〇さんには失望しました。もう動画を見ません」など批判して終わるコメントが多々あった。
おまけにPVは300にも満たず、拡散力が圧倒的に遅い。
そのYoutuberの話は「人っていじめ加害者を晒す、人の悪行が大嫌いだから、そんな情報の方が皆検索して目につきやすいし、PV数はそちらの方が上がりやすい。おまけに正しい情報って嘘の情報より少ないから『ほんとかな』と疑われ、誰かに紹介しないし、何度も見たりしたいから、拡散力は圧倒的に遅いね」と言われる。
嘘の情報の方が拡散力が高いのかと俺が絶望している時に更に絶望する事が起こった。
というのも個人情報を晒している関係か、そのYoutuberに動画削除依頼が来ており、動画を削除せざる得なくなったと知らされる。そして削除した途端「ほら、間違った情報をあげていたから削除されていたんだろ?」と言われた。
ならこっちも間違った情報を上げるYoutuberに違法動画をアップしたとして削除依頼を出したのだが、その動画の投稿者は新しい動画をあげ、
「え~、削除依頼が来ました。どうやらいじめ加害者やその関係者が隠蔽工作に走ったようです。しかしまたこの手の動画をアップします。皆様、応援よろしくお願い致します」
と言って、一旦動画を削除するも、今度はモザイクをかけた状態で再アップロードするなど繰り返し行為を行い、それを支持するコメントに溢れていた。
だからこっちも正しい情報を常にアップし続けようとしたのだが、それが無意味に終わる。
というのも後日、第三者委員会がいじめの調査を発表し、その亡くなった原因が「いじめが原因」と発表してしまったのだ。
「なんでだよ!」と俺は思ったが、発表内容を見ると”いじめ”と言うのは、被害者生徒が精神的苦痛などを受け、いじめだと主張すれば、それがいじめだと判断されてしまうとの事。
だから俺達がいじめだと認識していなくても、被害者生徒のメモから精神的苦痛といじめを受けていた旨の内容が書かれていた事から、第三者委員会はいじめだと判断してしまったのだ。
これにより今までいじめではないと、俺たちの意見を支持していた人達が嘘をついていたと言うことになり、バッシングの対象になってしまった。そしてそのYoutuberはいじめ関連の動画をあげる事は無くなり、真実を言ってくれているYoutuberが報われない結果になった。
「あああああああああ」
俺はもう絶叫した。
元凶である遺族とメディアを止める事が出来ない、そして詳細を説明したくても個人情報を理由に止められ、仮に流せば情報流出と責められ、民事訴訟された際、不利になる。SNSやYoutuberの協力を得ても、嘘をついている連中のほうが拡散力が高いし、何よりも俺達がいじめで亡くなったわけではないと証明出来ない。
あがけばあがくほど、開き直り、反省しろと責められる。もう無実を証明する為には遺族の連中が訴えを起こすまでただ耐えるしかないと俺は悟り、そして心の奥から絶望し、叫んだ。
いじめ加害者を追い詰めた人のその後の人生と末路
2年後、俺は今、自宅の部屋に引きこもっていた。
本当なら中学を卒業し、高校1年生になっているのだが、顔が割れている為、進学先の高校で合格取り消しが起こり、中学は卒業しているけど、その後、高校には行っていない。
2年も経てばこの事件は風化して皆忘れてくれるのかな?と期待していたのだが、この世間は定期的にこのいじめ事件を話題に上げていた。
例えば十文字先生はあの「触法少年だから許しましょう」という記事が出てから「説明責任を問え!」と定期的にYoutuberに自宅に突撃取材されていた。
個人情報を話せば民事で負けてしまう。先生は俺達を守るために必死に黙秘を貫いていた。
だがそれが逆に世間から『事件を風化させるまで待っている。許さない』と火が付き、定期的に突撃取材をされ、事件を忘れないネット住民が増えていた。
勿論、学校も真実を言おうとしているのだが、調査が終わっていない関係で動けない。
今回のいじめ事件により教育委員会も動いたのだが、報道されている内容のほとんどが遺族のでっち上げだと分かったのか?教育委員会も沈黙してしまい、いじめとの因果関係は認めたものの、担任の先生や学校の校長などに対し、処分しない方針を出してしまい、遺族から「再調査しろ!」と再調査を打診され、また2年間待たないといけない状態になっていた。
そしていつまで経っても調査が終わらない、黙秘を貫く学校の態度にしびれを切らしたかのように遺族がメディアを通じていじめ問題を訴えていた。
「本来であれば息子は今年、卒業でした。しかし卒業したのは加害者の生徒で、今も学校や教育委員会はいじめを認めていません。どうしていじめが目の前にあるのにいじめを認めないのか?遺族を置き去りにする理由が分かりません」
そして調査の在り方に問題があると世間の目が注目し、調査のメンバーに教育委員会の関係者がいる事、いじめアンケートを紛失していた事など、タクヤからしたら重箱の隅をつついているかのようなやり取りをあたかも隠蔽をしようとしていると報道し、学校の僅かな不備も悪質な隠蔽として取り上げられ、風化する見込みはなかった。
「もうヤダ。俺がいじめで直人を追い詰めたんだから、それで訴えてくれよ」
と早く民事訴訟され、罰を受ける日を待っていたのだが、2年間の延長に伴い、親から「引っ越そう」と言われる。もちろん夜逃げ当然で。
そして俺は今、新しい学校に転校し、これで晴れて、学生生活を再開出来ると、直人には悪いが新しい人生を謳歌出来ると喜んだ。
しかしある日、校門の前まで歩いていると後ろから
「築山タクヤ!!お前!いじめで人の命を奪っといて楽な人生送れると思っているのか!」
と、マスコミらしき人が俺に声をかけてきて、周囲の学生たちに俺があの有名ないじめ加害者だと知られてしまった。
結果、分かり切った事だが、翌日から教室に入る度に「なぜあんな事をしたんだ!」とか「謝れ!」とか言われ、謝っても「それで許されると思うな」と言われ、どうすれば良いのか分からない。
そして正義感の高いクラスメートが俺の前に現れ、「亡くなった被害者の仇!」と言って、俺をボコボコにしてきた。そう、俺は直人を追い詰めた仕返しを受ける事になった。
「やめろ、お前らがやっている事はいじめと変わらない」
と、俺はそう言ってみたが、向こうはそれで癇に障ったのか、更にボコボコにされ、痛みで意識が朦朧とする中、俺が今言った言葉はかつて直人が言っていた事を思い出す。
俺はあの時、いじめの罪から逃れる為の言葉かと思い、コテンパンにしたが、今、思うと俺も直人にいじめをしていたんだな。もしかしたらあいつも転校前に俺のように悪い奴をやっつけようとしたら亡くなってしまい、そして俺のようにいじめ加害者としてバッシングされるようになったかもしれないな。
いじめによる仕返し。俺自身、それは正しい事だと思っていた。しかし事情を知らない人が大勢いる世の中においては、それはいじめだと思われ、被害者と加害者が逆転する。
俺は勘違いで直人を追い詰めたのかもしれない。そう思うと俺は自分の生きる価値が分からなくなり、この日を境に学校に行かなくなった。
学校の担任からは自分のやった事から逃げても解決しないぞ、言われた。これに対し母さんは「いじめなんだから先生は助けなさいよ!」と先生にクレームを入れていたのだが「仕方がない。自分のやった事を胸にあてて考えなさい」と言われ、それだけで終わった。
母さんは深夜の清掃で働き、父は職場で追い出し部屋のような所に居座り、何とか収入源を確保していた。だから両親とも長時間労働になり、家では俺以外に誰もいない時間が自然に出来る。
俺は家にある紙を適当に見つけ、そして親への感謝、そして直人に関しての詫び、そしていじめを受けていたけど、彼らには罰を与えず許してほしいと書いた。
そして俺は近くにあるマンションの一番高い所に行き、手すりの上に立った。
「直人もこんな気持ちだったのかな」
恐怖ではなく、逆に恐怖から解放される期待感の方が強い。そして俺はそのまま前に向かってジャンプした。
数か月後、あるメディアで以下のような記事が出た。
20XX年W月V日、市内の公立中学校に通っていた中学2年生の男子生徒が自宅近くのマンションから飛び降り、亡くなっていた事が分かった。自宅からは男子生徒が亡くなる直前に書いたとされるメモが見つかり、いじめで苦しんでいた事を遺族の発表で判明した。遺族の話によると「前からいじめで苦しんでいる事を学校に伝えていたのに全く取り合ってくれなかった。学校のせいで息子が亡くなった」といじめを放置した学校を厳しく批判した。これに対し学校側は「家庭環境に問題があるのでは?」と回答し、学校は責任を認めない姿勢を明らかにした。

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